📝 対面勉強会レポート「授業の振り返り」
こんにちは、日本語ピクニックのちはるです。
2026年1月14日、福岡市内にて九州在住の日本語教師による勉強会を行いました。
参加者は4名。いずれも、日本語ピクニックで授業を担当している教師です。ほぼ全員が対面では初対面でした。
当日はまずはじめに博多駅の近くでみんなでランチを食べながらおしゃべりをして、そのあと貸し会議室で勉強会を実施しました。今日はその勉強会でどんなことをしたか、少しご紹介したいと思います。
みなさんは、授業を振り返るとき、どんなことを思い出しますか。
「今日はうまくいったな」
「なんだか噛み合わなかったな」
そんな感覚はあっても、「なぜそう感じたのか」を言葉にするのは、意外と難しいものです。
今回の勉強会で大切にしたのは、「どう教えるか」ではなく、「何を見て判断したか」という視点です。
授業中の一瞬の迷いや判断を振り返り、それを他の先生とも共有できる形にすることを目指しました。
事前課題では、最近の授業をふり返り、「よかった授業」と「少し噛み合わなかった授業」を1つずつ思い出してきてもらいました。ポイントは、その中に「一瞬迷った場面」があったかどうかです。
当日はワークシートを使いながら、授業の中で判断が分かれた瞬間に注目して振り返りを行いました。
「盛り上がっている生徒同士の話を止めるか、止めないか」
「使っているテキストを続けるか、変えるか」
そんな一瞬の判断が、その後の授業の流れやクラスの雰囲気に、どんな影響を与えていたのかを整理し、共有しました。
話し合いの中で印象的だったのは、同じような場面でも、教師によって見ているポイントや優先していることが違う、という点です。
判断が正しかったかどうかよりも、「自分は何を見て、その選択をしたのか」を言葉にしようとすることで、初めて自分の授業観が見えてくる。そんな感覚が、少しずつ共有されていきました。
後半では、「判断の分かれ目」をもとに、授業の目標やCan-doを考えました。Can-doに対する戸惑いはありつつも、授業の具体的な場面から考えることで、Can-doの捉え方が少し変わったように感じました。
私自身、今回あらためて感じたのは、ただ困りごとを話すだけでなく、判断の背景まで内省し、言語化することの大切さです。どちらの判断が正しいかではなく、「どちらを選んでも、正解にしていく視点」を持つことも、教師として大事なスキルの一つといえるかもしれません。
少人数の勉強会ではありましたが、少人数だからこそ、全員が終始会話に参加し、和やかな雰囲気の中でたくさん話すことができました。
授業を少し違う角度から見直すヒントが詰まった時間となり、また、普段オンラインでしかやりとりのない教師同士のつながりを深めるという意味でもとても貴重なひとときでした。
このニュースレターを読んでいるあなたも、次の授業で「自分は今、何を見て判断しているんだろう」と、ほんの一瞬立ち止まってみてもらえたらうれしいです。
今後も、こうした「実践を言葉にする場」を大切にしていきたいと思います。
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