🪴 学校のない学校で働くということ
こんにちは、日本語ピクニックのももです。
私の住むニュージーランドでは、少しずつ夏の気配がしてきました。庭では花が一斉に咲いて、日もどんどん長くなっています。最近では、夜9時ごろまで外が明るい日もあります。
以前のメルマガで、日本語教師の働き方にはいろいろな形があることをご紹介しました。今回は、そのひとつの例として、私たち日本語ピクニックの働き方についてお話ししたいと思います。
生活環境が変わっても続けられる働き方
日本語ピクニックには、いわゆる「学校(物理的な教室)」がありません。
オフィスも教室も持たず、先生たちはそれぞれの生活拠点からオンラインでレッスンを行っています。関東・九州・ドイツ・マレーシア・台湾・韓国・アメリカ…と、在籍している先生やスタッフの居住地は本当にさまざまです。
私自身も、今年4月にニュージーランドに移住してきました。移住後も日本語ピクニックの仕事を続けたいと相談したとき、代表のAkoは一瞬も迷わず「もちろん、そのまま続けて」と言ってくれました。生活環境が変わっても、変わらず仕事を続けられることは、とても心強く、ありがたいことだと感じています。
業務の性質上、カフェなどのオープンな場所からレッスンを行うことはできませんが、日本語ピクニックでは、パソコンさえあれば、旅先や帰省中の実家など、いつもの環境を離れた場所からでもレッスンを続けることができます。
世界中の学習者と先生をつなぐ時差のメリット
現在、日本語ピクニックで学習している方の半分以上は海外から受講されています。ヨーロッパ、アメリカ、インド、南半球など住む地域もさまざまです。
国によって時差や祝日が異なることを考えると、多様な地域に住む先生やスタッフがいることは大きな強みです。
早朝や夜のクラスを提供できる
学習者はそれぞれの生活スタイルにに合わせて学べる
という環境を提供することができています。
また、日本語ピクニックでは複数の学校を掛け持ちしている先生も多くいます。通勤がないことで移動時間を気にせずスケジュールを組むことができ、ほかのレッスンを入れやすくなったり、自分の時間をより有効に使えるのも、オンラインで働く大きなメリットです。
🌱 次回テーマのお知らせ
次回は、オンラインだからこそ大切にしたい「コミュニティ」についてお話ししたいと思います。
対面の学校のように毎週実際に顔を合わせることはできない中、
オンラインレッスンという枠の中でも、学習者同士、そして学習者と教師のつながりがどのように育っていくのか。先日開催したイベントの様子も、写真と一緒にご紹介します。
Follow us: Website | X | Instagram | Facebook | YouTube | Spotify

